Web制作会社ベイジのオウンドメディア『ベイジの日報』が面白い!

東京のWeb制作会社の株式会社ベイジは、個性豊かで情報発信も積極的にされています。

Webサイトには、「BtoBには特有のマーケティング、採用、プロダクトの課題があります。BtoBの勝ちパターンを網羅した180項目におよぶ独自の改善メソッドと、140項目におよぶ独自の制作ワークフローを駆使しながら、マーケティング、デザイン、テクノロジーを組み合わせてBtoB企業の経営課題を丁寧に解決します」というメッセージが掲載されています。

そんなベイジが情報発信しているオウンドメディアが、『ベイジの日報』です。

日常の実務に根差したテーマに説得力があり、興味深い内容になっています。

そのオウンドメディアのポイントを、解説していきます。

 

【目次】
1. Web制作会社ベイジのオウンドメディア『ベイジの日報』
2. ベイジの日報のサイト構成分析
3. 魅力に感じたコンテンツ
3‐1. Web技術を理解するために、自分でWebサイトを作ろう
3‐2. 効率よくパーツ作成を行うためにできること
4.まとめ

 

1. Web制作会社ベイジのオウンドメディア『ベイジの日報』

執筆陣が社員で、日常のWeb制作の実務の中からの気づきが綴られているのが、このベイジの日報です。それぞれのコンテンツが実務に基づいているので、非常に説得力があります。

すぐに役立つノウハウが箇条書きで記されているものもあり、日常の業務改善に対する即効性もあります。

こういったオウンドメディアは、お役立ち情報の発信だけでなく、その企業の理念や風土に対する共感とブランディングにも貢献することで、大きな採用効果をもたしていると思われます。

 

2. ベイジの日報のサイト構成分析

『ベイジの日報』サイトは、どのような構成になっているのでしょうか。そのサイト構成を、以下に記します。

◆HOME
◆Web制作
Web制作に関するお役立ち情報が、掲載されています。

・Webサイト制作にも使える「肩越しの視線」
・Web技術を理解するために、自分でWebサイトを作ろう
・プロジェクトの遅延やトラブルを未然に防ぐミーティング方法
・余計なコストをかけないデザイン制作
 

◆ディレクション
Web制作におけるディレクション業務に関するノウハウが掲載されています。

・仕事の「基礎にして極意」は気遣いだと思う
・ディレクターは良き日本語警察であれ
・顧客要望の背景をしらずにプロジェクトを進めるべからず
・急なタスク依頼が舞い込んできたときの対処法
 

◆設計

・キャッチコピーを出すときに学んだポイント
・Webコピーライティングで注意すべき事前準備
・実践で学んだモーションコーディング5つの要点
・ベネフィットまで考えた魅力的なコピーの書き方
・大学生と採用サイトのユーザーテストをした結果
 

◆デザイン

・業務システムの「使いやすさ」は相手への理解から生まれる
・完全リモート採用の新卒デザイナーが入社3ヶ月を振り返ってみた
・相手に伝わりやすいフィードバックに必要な3つのポイント
 

◆システム

・問題が発生したときの原因の特定から解決までのコツ
・制作会社でモブプログラミングを試してみた結果
・「いいコード」を書くためにできること
・一年間コードレビューを続けて得られたこと
・開発と運用のパフォーマンスを向上させるための「JSは最低限」ルール
 

◆仕事

・結論が出ない打ち合わせにも費用は発生している
・ランチに『ラーメン・うどん・そば』を提案されても説得力ゼロ。仕事も同じ
・長期休暇明けに実感する日報文化の良さ
・ミスを防ぐ「3H」の考え方
 

◆日報について

ドキュメントを作成することが多いWeb制作の仕事において、ちゃんと文章が書けるというのは大きなメリットです。ベイジの日報は、そういった各社員のスキルアップにも役立っているそうです。このコーナーでは、『ベイジの日報』の執筆社員が紹介されています。

 

3. 魅力に感じたコンテンツ

個人的に面白かった記事を、以下紹介します。

3-1. Web技術を理解するために、自分でWebサイトを作ろう

このテーマは、説得力があるなと感じました。「習うより慣れろ」という言葉がありますが、Web制作に限らず、プログラミングにも同様のことが言えます。

Web制作関連の書籍を買って勉強するのも大事ですが、自らHTMLソースを書き上げていく方が、スキル修得のスピードは間違いなく早いでしょう。

「そこでおススメなのが、小さなサイトでもいいし、クオリティが低くてもいいので、自分でWebサイトを作ってみることである」

「実際に触っているうちに、HTMLはどのようにブラウザに解釈されるのか、メールが相手に届くにはメールサーバーを経由して複数のルートを辿って相手は受信するのかなど、実体験を通じて理解が深まっていく」

IT業界の変化と成長スピードが早いのは、企業の競争優位性を確立するための“実務中心風土”と“データ尊重風土”があるのではと思います。

 

3-2. 効率よくパーツ作成を行うためにできること

このコンテンツも、日常のWeb制作の実務にすぐに応用できるエッセンスが詰まっています。

Web制作の実務には、非常に多くの工程があります。その作業を効率的に行うポイントの一つが、パーツの作成と管理です。このコンテンツでは、以下のようなコツを伝授しています。

・作成の際に、書き出し手順を決めておく
・素材データをまとめたファイルを、「素材01(ホーム・特徴・社風)などわかりやすく管理する
・作成した素材は、実装前にクライアント確認をしてもらう
・修正後、すぐに対応できる素材作りをする
・素材の共有場所は一箇所にまとめ、わかりやすく管理・共有する
・遅れる場合は、報告・相談する

こういった現場の実務に基づく運用ノウハウは、実際のシーンに基づく表現があることで、非常にイメージしやすくなります。

 

4. まとめ

今やITは日常生活に欠かせない存在であり、またビジネスにおいても同様です。

ただ日本においては義務教育はもちろん、大学でもその実践的な教育は実施されておらず、国全体の大きな迷走の原因となりつつあります。

その課題解決の重要なインフラの一つが、こういったナレッジ系のオウンドメディアだと思います。

これからは形骸化した学歴の重要性は更に低下し、より実務スキルや実績重視の社会になっていくと思われます。

こういった仕事に対する考え方や、スキル実装に役立つオウンドメディアに早い段階から着目し、努力をする人材がどんどん出てくるといいなと思います。

 

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