オーガニック検索とは?集客力の基礎になるメカニズムを考察します

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Webサイトを新規ドメインで立ち上げた初期は、当然ながらユーザー数もページビューもありません。

コツコツとコンテンツを作成&UPしていくうちに、Googleの検索エンジンがサイトを見つけてくれ、コンテンツを認識し、コンテンツの中に含まれるキーワード経由で検索表示してくれるようになります。

そのキーワード経由の検索表示のことを、「オーガニック検索(自然)」と呼びます。オーガニック検索は、広告表示である検索連動型広告と対比されることも多いです。

このオーガニック検索力こそが、サイトパワーに直結する重要な要素です。本記事では、オーガニック検索の重要性とメカニズムについて、実際に運用しているオウンドメディアを例に解説していきます。

 

1. オーガニック検索とは

オーガニック検索とは、自然検索とも呼ばれ、ユーザーが打ち込んだキーワードに対する検索結果部分のことです。GoogleやYahooなどの検索スペースに自分が調べたいキーワードを打ち込んで検索した時、表示される部分の広告スペース以外の部分です。

広告表示は資金力のある広告主が入札価格などにおいて強い立場になりますが、オーガニック検索は資金力とは関係なく、コンテンツの質でその順位が決まるため、信頼性が高いのが特徴です。

Webマーケティングでよく出てくるSEOは、このオーガニック検索表示の上位表示を目標にする施策のことです。

最近の検索表示画面は、「ユニバーサル検索」と呼ばれる従来の広告表示とオーガニック検索表示の2種類だけでなく、場所情報や動画、ニュースなど様々な情報が表示されるようになっています。

 

2. オーガニック検索の重要性

オーガニック検索は、Webマーケティング上、非常に重要です。そのポイントを、解説します。

2-1. コンテンツの質の高さが証明される

オーガニック検索の検索順位は、Googleが261あるといわれる評価指標(検索アルゴリズム)に基づき、そのコンテンツの品質順に表示されています。

1位に表示されているコンテンツは、その時点でユーザーの支持を一番集めているコンテンツです。広告表示はお金を出せば表示されますが、オーガニック検索は検索キーワードに対するユーザーニーズを満たす中身がないと、上位に表示されません。

そういった理由から、オーガニック検索表示のコンテンツは、表示順位に比例して信頼性が高い情報という認識がされています。

 

2-2. 無料で表示できる

当然ですが、オーガニック検索による表示には、費用はかかりません。Webサイトのドメインの年齢によりますが、新しいコンテンツをアップすると、Googleの検索エンジンが回遊してきて、コンテンツを認識します。

そしてそのクオリティによって、徐々に検索表示の順位が上がっていきます。弊社が運営しているオウンドメディア「企画書作成.COM」で「要件定義」というビックキーワードは、2020年1月にアップし、2月65位、3月19位と順位が上がり、9月末時点で4位まで上がってきています。

オーガニック検索は、このように中身にこだわって作成したコンテンツが上位表示されることで、無料で集客できるというビジネス的なメリットがあります。

 

3. オーガニック検索の流入を増やす方法

3-1. 検索表示順でクリック率は異なる

オーガニック検索の表示によるWebサイトへの流入数は、検索表示の順位別のクリック率に比例します。SISTRIX社が公開した2020年7月の検索順位別クリック率を、以下に記します。

【検索順位別クリック率】
1位 28.5%
2位 15.7%
3位 11.0%
4位 8.0%
5位 7.2%
6位 5.1%
7位 4.0%
8位 3.2%
9位 2.8%
10位 2.5%

このように、検索順位によってユーザーがコンテンツをクリックする確率はかなり差があります。検索表示の1~3位で、全体の55.2%を占めるという現実があります。

 

3-2. ユーザーニーズを満たすコンテンツへ

オーガニック検索の順位を上げるためには、ユーザーがその検索キーワードに期待するものを満たし、かつ従来のインターネット上にはないオリジナル情報や独自の主張を盛り込むような付加価値を付けたコンテンツを作成することが重要です。

Googleの検索エンジンは目でコンテンツを確認しているのではなく、“そのコンテンツはどれぐらいユーザーに支持されているのか”という評価を261指標によるアルゴリズムで判断していますが、サイトオーナー側でも検索順位の結果以外にGoogleアナリティクスを使って下記のような指標で分析することで、より順位を上げる改善の基準を得ることができます。

【よりユーザーに支持されるコンテンツに改善するための指標】
・ページごとの閲覧数
・ページごとの滞在時間
・サイト滞在時間
・サイト離脱率

 

4. まとめ

オーガニック検索は、Webサイトのメディアパワーの基礎力を構成する要素です。Webサイトの運用を続けていると、最初はオーガニック検索の割合は低いですが、コンテンツの数が100を超えてくるあたりでは8割以上はオーガニック検索経由での流入になってきます。

Amazonはロングテール戦略で、売れ筋ではない残り8割を充実させることで成功したのは有名な話ですが、オーガニック検索も同じことがいえます。

コツコツと地道にコンテンツを継続的に作成&アップすることで、幅広いキーワードが検索クエリとして認識され、Webサイトが成長する土台になっていくのです。

流入数の8割以上が、オーガニック検索(自然検索)経由のサイト例

 

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