パーマリンクという言葉は、WordPressでサイト運営されている方は聞いたことがあると思います。
パーマリンクとはパーマネントリンク(Permanent Link)の略で、Webサイト上の各コンテンツに個別についているURLのことです。Webサイトのコンテンツがどんどん増えていっても、永遠に変わらないので、固定リンクとも呼ばれています。
本記事では、パーマリンクの意味だけでなく、その決め方、WordPress設定方法について、解説していきます。
パーマリンクの設定は、SEO評価や集客に影響がありますので、是非参考にして頂ければ幸いです。
1. パーマリンクとは
■ パーマリンクとは、Webサイトの各コンテンツについたURLのことです
WordPressでコンテンツを作成した場合、最初に下記画像のようにタイトル名が設定されます。これをツイッターなどに張り付けようとすると文字化けし、非常に長いURLになってしまいます。
そうならないために、またユーザーがURLを見ただけで何のコンテンツかわかるように、そのコンテンツの中核キーワードの英語キーワードを入れたURLに設定し直します。
例えば、下の画像のコンテンツは「ペンキの汚れの除去」についての内容なので、ペンキの英語訳「paint」を入れたURLに設定しています。
2. パーマリンクの重要性
パーマリンクの設定次第で、広報上およびSEO上の利便性が大きく変わります。また、時間が経った後のパーマリンクの設定はそれまでのSEO評価をゼロにしてしまうというリスクもあるので要注意です。
2-1. URLを張り付ける広報上の利便性
Webに求められる重要な機能は、ユーザーファーストの質の高いコンテンツの制作と集客、そしてマネタイズです。コンテンツの質が高ければオーガニック検索でヒット数は上がりますが、集客のスピードを上げるためにはやはり様々な告知が大事です。
様々な告知手法の中でも、無料で簡単にできるのがSNSです。特にツイッターは、そのプラットフォーム上で検索する人間も多いため、投稿したコンテンツがストックされていく効果もあります。
キーワードにハッシュタグといわれる#マークをつけることで、コンテンツが検索に引っかかって表示されるようになります。つまり、資産化されていくのです。
ただWordPressで何も設定しないパーマリンクは、日本語のタイトルがそのまま挿入されます。それをSNSに張り付けると非常に長い日本語が化けたURLになってしまうのです。
そこでコンテンツの中身を象徴するキーワードを盛り込んだパーマリンクを設定することで、各種SNSに張り付けやすいコンパクトなURLになります。
2-2. GoogleはシンプルなURL構造を推奨
Googleは、インターネット上のコンテンツの住所になるパーマリンクについて、シンプルなURL構造を推奨しています。
特にURLを見ただけでその中身がわかるようなコンパクトなパーマリンク設定は、重要です。SEOに直接関係はないようですが、ユーザーの信頼性や広報上の利便性を考えると、間接的にはSEO的に重要といえるでしょう。
2-3. SEO評価がゼロになるリスク
コンテンツをアップする時にパーマリンクを設定しない場合は、Googleの検索エンジンのクローラーはそのURLをそのまま認識します。
例えばそのコンテンツが半年後に重要なキーワードで1位表示できたとしても、その時にパーマリンクを設定してURLが変わると、そのコンテンツのSEO評価はゼロベースになります。
なのでコンテンツをアップをする時に、同時にキーワードを盛り込んだコンパクトなパーマリンクを設定するのが理想です。
3. まとめ
パーマリンクの設定は、インターネット上のコンテンツの住所設定です。
コンテンツの中身のシンボル的なキーワードを盛り込んだ短いURLにすることで、無料で告知できるツイッターやインスタグラム、FacebookなどのSNSでの告知にも活用できます。
その告知したハッシュタグは、SNS上で検索するユーザーの目に留まり、Webサイトへの流入力につながります。
Webマーケティングの本道がコンテンツであることは揺るぎませんが、スピーディなWebサイトの認知と集客を実現するためには、パーマリンクとSNSの組み合わせによるプロモーションは重要です。