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検索クエリとは?キーワードとの違いや仕組みがすぐにわかる!

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検索クエリとは、ユーザーが検索する時に実際に検索窓に入力するキーワードです。自社Webサイトの集客を強化するためには、この検索クエリを分析することが必須になります。

よく混同されがちなキーワードは、Webマーケティング担当者がリスティング広告などのインターネット広告に使用する単語を指します。

サイトのトラフィック力を左右する検索順位は、検索クエリと連動したコンテンツが上位表示される傾向があるので、ユーザーがどんなキーワードを打ち込んで訪問しているのかを把握することは、とても重要です。

本記事では、弊社が運営しているオウンドメディアの実データを交えながら、検索クエリの基礎知識から活用方法まで解説します。

 

1. 検索クエリとは

検索クエリとは、ユーザーが何か調べたい時にGoogleなどの検索窓に入力するキーワードのことです。クエリ(query)とは、日本語では「質問」や「疑問」を意味します。

ユーザーがどんな検索クエリで自社のWebサイトを訪れているのかを分析できるツールが、Google Search Consoleです。下の画像は、弊社が運営しているオウンドメディア『企画書作成.COM』のGoogle Search Consoleの検索クエリ分析画面です。

検索クエリを分析すると、自社WebサイトのどのコンテンツがSEO効果を発揮しているのか、改善の余地があるコンテンツはどれなのかが、一目瞭然になります。またビックキーワードの上位表示に成功すると、その関連キーワードへの波及効果があることが、数字データで把握できます。

検索クエリ経由のトラフィック力は、広告費をかけなくても集客できるサイトパワーに直結します。どのキーワードのコンテンツに力を入れるべきかを教えてくれる検索クエリの分析は、SEO戦略の土台になります。

■ SEO対策上、どんな検索クエリ経由で自社Webサイトに流入しているのかを分析することは、とても重要です

 

2. 検索クエリとキーワードの違い

「検索クエリ」と「キーワード」の違いは、使用する主体と目的を区別するとわかりやすいと思います。

■ 検索クエリ=一般ユーザーが、何か調べたい時に、検索窓に入力するキーワードです
■ キーワード=広告運用担当者が、ユーザーをターゲッティングするために使う語句です

検索クエリは、ユーザー視点のキーワードです。ユーザーニーズともいえます。なので、SEOを強化する上では、欠かせない材料になってきます。

ユーザーニーズが高いということは、月間検索ボリューム回数が多く、コンバージョンにつながる可能性が高いのです。自然検索でWebサイトに訪れてもらい、コンバージョンにつながるキーワードはとても重要です。

一方キーワードは、広告運用者がリスティング広告やSNS広告などを運用する上で、コンバージョン数やコンバージョン率を紐づけし、成果項目の機能を果たします。リスティング運用代行会社のエクセル表の左端にあるキーワード一覧が、それに該当します。

 

3. 検索クエリの種類

検索クエリは、ユーザーの検索意図によって、大きく3つに分類されます。

 

3-1. インフォメーショナルクエリ/物事を調べたい

インフォメーショナルクエリは、ユーザーが物事を調べる意図で検索するキーワードです。検索クエリの中では最も割合が多いものです。

■ インフォメーショナルクエリ例「アクセス解析とは?」=ユーザーがアクセス解析の方法について知りたい

インフォメーショナルクエリ経由でページを訪れたユーザーに対し、関連性を示す情報を提供しながら商品ページに誘導することで、当初は商品やサービスを知らないユーザーに対して宣伝告知が可能になります。

 

3-2. トランザクショナルクエリ/商品を購入したい

トランザクショナルクエリは、ユーザーが何らかの商品を購入したいと考えて打ち込むキーワードです。既にユーザーに購入意識があるため、コンバージョンに結びつく可能性が高い重要な検索クエリです。

■ トランザクショナルクエリ例「プラダ バック」=ユーザーが、プラダのバックを買いたいと思って調べている

トランザクションクエリは、ECサイトでは非常に重要です。Googleアナリティクスでコンバージョン設定しておくことで、どのキーワードがユーザーの購買につながっているのかを把握することができます。

※関連コンテンツ
・ビューに「目標」を設定してGAでコンバージョンを計測できるようにする

 

3-3. ナビゲーションクエリ/特定のページに行きたい

ナビゲーショナルクエリは、ユーザーがある特定のページに行きたいと思って検索されるキーワードです。検索キーワードが、1語が多いのが特徴です。

■ ナビゲーションクエリ例「YouTube」=ユーザーが、YouTubeサイトに行って自分が見たい動画を探そうと思って調べている

ナビゲーションクエリで検索されるパターンは、既に知名度の高いブランドやWebサイトのケースがほとんどです。アフィリエイトで、そのクライアント名やサービス名で集客する必要性がある場合に重要になってきます。

 

4. 同じ検索クエリでも場所で検索結果は異なる

検索エンジンの精度は、日々進化しています。検索エンジン運営会社も、サービスがユーザーの支持を失うと、当然シェアは落ちていくからです。

例えば、博多在住のユーザーが「焼肉屋 美味い」で検索すると、Googleプレイスの枠内にはその検索ユーザーの最寄の美味しい焼肉屋さんが表示されます。

これはユーザーの位置情報等から、そのエリアでユーザーニーズを満たす検索結果を表示しているのです。

 

5. まとめ

検索クエリは、現在のWebサイトにどんなキーワードを打ち込んだユーザーが訪問しているかを知らせてくれる大切なデータです。

その検索クエリの向こう側には、様々なユーザーニーズが潜んでいます。

そのニーズを設定し、複合キーワードに落とし込み、リスティング広告のフレーズやランディングページの構成、コンテンツマーケティングに展開していくことが収益化につながります。

 

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